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空き家をリノベーションしておしゃれな建物へ|浜松市の空き家活用事例

築30年の空き家にリノベーション工事を施し、オフィスとして再活用した例をご紹介します。

前回のブログでは2階部分の解体と木工事の様子をお伝えしました。

今回はその続きから、北面の外壁を壊してサッシを取り付けます。

まず、意外かもしれませんが、壁を解体してから窓をはめ込むのではなく、先に部屋の中で窓を組み立ててしまいます。

最初の状態。

内壁を解体し、既存の窓を外します。

この開いた部分から資材を運び入れました。

壁の手前にサッシを立ち上げます。

サッシはスチール製です。

一般的な住宅ではアルミサッシが用いられますが、今回スチール(鉄)を選んだ理由は下記の3点。

 ①枠幅を細く加工できるなどデザイン性が高い

 ②アルミより耐久性・強度が高い

 ③準防火地域の基準を満たすため

また表面には焼付塗装を施してあります。

サッシと建物の鉄骨部分を溶接して補強します。

床も溶接します。

サッシが組み上がったのでガラスを入れました。

ガラスは準防火地域の基準を満たすため、網入りのものを使用しています。

天井を板張り施工する

壁の解体の前にもう一仕事。

合板の天井にレッドシダーという木材を張っていきます。

色と長さの異なる板をたくさん用意して……

1枚ずつ張っていきます。

板の切れ目がランダムになって、おしゃれな雰囲気に仕上がります。

両面の天井が完成しました。

いよいよ外壁解体が始まります。

外構に足場を組んで……

無事に壁が取り除かれました。

外壁の残した部分に【アルミ樹脂複合板 ALPOLIC(アルポリック)】を張ります。

この素材はオフィスビルや商業施設の内外装にも使われており、加工が容易で、板金と違って凹凸ができにくくフラットな外観になるのが特徴です。

思いがけず、窓から桜を望める風景になりました。

1階部分の施工も進めてリノベーション工事が完了しました。

鉄、石、コンクリート、そして木。

さまざまな素材が組み合わさった外観が出来上がりました。

スチールサッシのシルエットが美しく浮かび上がっています。

以上、空き家のリノベーション工事の様子をご紹介しました。

リノベーション工事は通常の新築と異なり解体工事から始まることがほとんどです。

躯体の状態次第では追加工事の発生や設計の変更をご提案する場合もありますが、お施主様の負担が重ならないよう、コストを抑える工夫を検討します。

空き家のリフォーム・リノベーションをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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